しゃんぶろう通信

姫川みかげ です。ミステリやSFの感想など。

「チューイングボーン」大山尚利(角川ホラー文庫)★★★

年末に読んでまだ感想書いてない本が何冊もあるから、頑張って追いつかなきゃ。チューイングボーン (角川ホラー文庫)作者: 大山尚利,山西隆則出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/11/10メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (12件) を見る …

購入本(2006/1/5)

一昨日の購入本。ほんとは昨日アップしようと思ってたんだけど、昨日は新年会でふぐ料理を食べに行ってへべれけだったので…。もうほんと久々のてっちりですよ! 死ぬほど美味しかったですよ!! 一人1万5千円もかかったけど…。あぁ、大散財祭…(泣)星のカ…

「第134回直木賞」大予想!!

ネットのあちこちで、あの人もこの人も予想してるから私も久々に予想しちゃおうっと。今回の直木賞候補作は次のとおり。 伊坂幸太郎 「死神の精度」(文藝春秋) 荻原 浩 「あの日にドライブ」(光文社) 恩田 陸 「蒲公英草紙」(集英社) 恒川光太郎 「夜 …

「さあ、気ちがいになりなさい」フレドリック・ブラウン(異色作家短篇集2)(早川書房)★★★

さあ、気ちがいになりなさい (異色作家短編集)作者: フレドリック・ブラウン,星新一出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/10/07メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 33回この商品を含むブログ (80件) を見る異色作家短篇集第2巻。1巻目のロアルド・ダー…

本日の購入本

最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)作者: スタンリイエリン,仁賀克雄出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/01/14メディア: 新書 クリック: 3回この商品を含むブログ (26件) を見るぼくらの 4 (IKKI COMIX)作者: 鬼頭莫宏出版社/メーカー: 小学館発…

今年の読み始めは…。

なんかここ数年、新年の一番最初に読む本をハズしまくってるので、今年は慎重に慎重を重ねて、石橋を叩きまくって(笑)「これなら大丈夫だろう」と次の本をチョイス。停電の夜に (新潮文庫)作者: ジュンパラヒリ,Jhumpa Lahiri,小川高義出版社/メーカー: 新…

【修正版】2005年に読んだ本ベスト10

手帳を読み返したら、何冊か読んだ本を忘れてたので、大晦日にアップしたランキングを一部修正しました(だいぶ、気も変わったし)。ついでに一言コメントと読書感想へのリンクも追加しましたので、ご覧下さいませ。 【修正版】2005 年に読んだ本 ベスト10 1…

2005年に読んだ本ベスト10

本当は年末までに溜まってる本の感想を全部書こうと思ってたんだけど、PCがぶっ壊れたんであえなく断念。気が向いたら年明けに書くかもしれないけど、とりあえず大晦日ということで、2005年に読んだ本ベスト10でも。昨日、小太郎さんたちとのオフでも発表…

旭屋書店の書店員さんはえらいっ!

「ちょっと何だかなぁ…」と思う書店員さんが多い今日この頃ですが、そんな中、旭屋書店の書店員さんはちょっとすごいかも。この1週間だけで2回も感動させていただきましたわ。しかも、どちらもごく一部の人しかそのすごさがわからないというのも偉大な点か…

本日の購入本

冒険の国 (新潮文庫)作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/09/28メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (45件) を見る桐野夏生、幻の処女作。ようするに、1988年の「すばる文学賞」の最終候補に残りながら、受賞作なしという結果…

柳美里「石に泳ぐ魚」新潮文庫版の表紙がすごい!

1994年に『新潮』に発表されたものの、裁判により長いあいだ出版差し止めとなっていた柳美里幻の作品「石に泳ぐ魚」。改稿され単行本化された時にはかなり話題になりましたが、今回書きたいのはそんな話では全然ないわけでして…。この「石に泳ぐ魚」、今回よ…

本日の購入本

美女 (集英社文庫)作者: 連城三紀彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2000/07/19メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (29件) を見る工藤里紗 ファースト写真集 RISACCHI!作者: 小池伸一郎出版社/メーカー: アクアハウス発売日: 2005/…

ハヤカワJコレ、町井登志夫「血液魚雷」の帯とか

今日、ジュンク堂書店ナンバ店に行った時に、ハヤカワSFシリーズJコレクションの新刊、町井登志夫の「血液魚雷」を発見したんだけど、この帯の文句がすごい! 「第3回『このミステリーがすごい!』大賞落選作品」…。 「落選作品」ってあなた…_| ̄|○ そ…

石ノ森章太郎萬画大全集全500巻予約開始!

以前から一部で話題になってた「石ノ森章太郎萬画大全集」全500巻の第1回受注予約が、いよいよ今日から始まりましたね〜。*1今日の朝刊(毎日新聞とか)にカラーでデカデカと載ってましたが、それにしても全500巻とは…。全部揃えたら、617,400円(税込)ですよ…

桐野夏生新連載は「ニート」もの!

えー、うちは朝日新聞を取ってるんですが、うれしいニュースが。 週刊文春9/22号によると、11月から朝日新聞で桐野夏生の連載が始まるみたい。テーマは何と「ニート」。 桐野さんの言葉を少し引用すると、 「若い男性を主人公に書いていく予定です。女の心の…

小説新潮にラノベ作家座談会

えっと、今月号の小説新潮に「“ラノベ”世界へようこそ!」と題して、桜坂洋と桜庭一樹ととみなが貴和の座談会が掲載されてます(インタビュアーは大森望)。うーん、小説新潮読者へのラノベ入門という意味合いが強いためか、あまり目新しい点はなかったです…

早川書房「異色作家短編集」新装復刊!

知ってる人はとっくに知ってると思いますが、あの!早川書房「異色作家短編集」が装いも新たに復刊されるそうな。 つまり、これって、幻のスタージョン「一角獣・多角獣」とか*1、フレドリック・ブラウンの「さあ、気ちがいになりなさい」とか*2も出るってい…

今読んでる本

最近は基本的に、国内ミステリのハードカバーは買わないという方針を立ててるんですが、歌野晶午の新刊を店頭で見て、その決意はもろくも崩れ去ってしまいまして…。いや、厳密にいうと3日間ほどガマンしたんですが、ネットのあちこちで興奮の声が聞こえてく…

本日の購入本

銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)作者: ダグラス・アダムス,安原和見出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/09/03メディア: 文庫購入: 39人 クリック: 347回この商品を含むブログ (370件) を見る黒い時計の旅 (白水uブックス)作者: スティーヴエリ…

第133回直木賞候補作発表〜!!

第133回直木賞の候補作が発表されましたね〜。候補作は次の7作。詳しくはこちら。 うーん、今回ほど「どれが獲ってもおかしくないっ!」って思えるのは久々かも。 絲山秋子 「逃亡くそたわけ」(中央公論新杜) 恩田 陸 「ユージニア」(角川書店) 朱川湊…

先週買ったSF3冊

…というわけで、溜まってたSFを読み終えたので、さっそく次のSF3冊を購入。ああ、忙しい、忙しい(笑)ヒューマン -人類- (ハヤカワ文庫 SF (1520))作者: ロバート・J・ソウヤー,内田昌之出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/06/23メディア: 文庫 ク…

シオドア・スタージョン「不思議のひと触れ」(河出書房新社)★★★★☆

不思議のひと触れ (シリーズ 奇想コレクション)作者: シオドア・スタージョン,大森望出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2003/12/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (82件) を見るあれ?「輝く断片」の間違いじゃないの?…

ジョージ・R・R・マーティン「タフの方舟2 天の果実」(ハヤカワ文庫SF)★★★★

タフの方舟 2天の果実 (ハヤカワ文庫SF)作者: ジョージ・R・R・マーティン,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/05/25メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 29回この商品を含むブログ (115件) を見る「タフの方舟」第2弾。あいかわらず面白い。今…

「蒲公英草紙」恩田陸(集英社)★★★☆

3年間も待ち続けた、恩田陸による名作中の名作「光の帝国」に続く「常野物語」第二弾。蒲公英草紙 常野物語 (常野物語)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/06/03メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (211件) を見る「光の帝国…

星雲賞、ようやく投票…。

あ〜、気が付いたら期限が6月10日だよ! ハガキで送って間に合わなかったらイヤだから、方針変更して、Webから「えいや!」と投票。 いや〜、ほんとはもっとあれこれ悩んでから投票したかったんだけど、そうすると泥沼になっちゃうからねー (^^;ちなみ…

「蒲公英草紙」のサイトとか

■集英社の小冊子「青春と読書」に連載されてた頃から早や3年、待ちに待った恩田陸の「蒲公英草紙」がようやく発売されました〜。私も遅ればせながら本日GET、さっそく読み始めましたが、あまりにもったいないので、じっくりじっくり味わいながら読んでま…

ジム・トンプスンガイドブックとか

■扶桑社ミステリーの新刊、ジム・トンプスンの「おれの中の殺し屋」(ようするに「内なる殺人者」の新訳・改題ね)の帯に、「ジム・トンプスン ガイドブック」(仮題)が6月に発売予定との文字が。 しかし、まあ、ガイドブックですよ、ガイドブック。どうも…

「扉は閉ざされたまま」石持浅海(ノン・ノベル)★★★★☆

大森望さんが「寝る前に読みはじめたら勢いで最後まで読んでしまった」と言い、杉江松恋さんに「読んでみたらすこぶる出来が良かったので、書きかけの書評原稿の中身を別の本からすげ替えた」とまで言わせ、光原百合さんにいたっては「現時点で、私の中の『…

少年シリウスとか三浦しをんとか

■講談社から新マンガ誌「月刊少年シリウス」が創刊されましたが(→http://www.sirius.kodansha.co.jp)、なんとこの創刊号に、西尾維新の新作「トリプルプレイ助悪郎」と、あさのあつこの新作「風の館の物語」が、それぞれ80頁のミニブック(特別付録)と…

「ソーネチカ」リュドミラ・ウリツカヤ(新潮社)★★★★

ソーネチカ (新潮クレスト・ブックス)作者: リュドミラウリツカヤ,沼野恭子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/12/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (54件) を見る 本の虫で要望のぱっとしないソーネチカは、1930年代にフ…