しゃんぶろう通信

姫川みかげ です。ミステリやSFの感想など。

本日の購入本

冒険の国 (新潮文庫)

冒険の国 (新潮文庫)

桐野夏生、幻の処女作。ようするに、1988年の「すばる文学賞」の最終候補に残りながら、受賞作なしという結果から、今まで17年間も日の目を見なかった作品。なぜ今、このタイミングで出版するのかよくわからないけど、「バブル前夜の痛々しい青春を描」いた作品とのことで、桐野夏生の原点を探る意味からも、読んでみる価値はあるかも。