しゃんぶろう通信

姫川みかげ です。ミステリやSFの感想など。

「神様のパズル」

http://www.kami-puzzle.com/

ご存知、機本伸司小松左京賞受賞作が原作。私は小説を読んでないので、てっきり「大学生らが自分たちの手で宇宙をつくろうと大騒動するコミカルでライトな青春SF」って先入観持ってたんだけど(「サマータイムマシン・ブルース」みたいなノリね)、実際はかなり違ってましたね。宇宙を作ろうともがき苦しむ天才美少女物理学者の孤独な心を、物理学を専攻する双子の弟のかわりに彼女に協力する直情的で能天気な寿司職人のロックンローラーが癒していく、わりとシリアスな肌触りの作品って感じ。世界が破滅するかも…って局面でもあくまで2人の関係に焦点を当てたストーリー展開はセカイ系って言ってもいいかも(ちょっと違うか?)。

もっと凄いラストになるかと期待してた部分は少し当てが外れたけど、まあ、それなりに楽しんで観ることができました。主役の市原隼人がわめきすぎでうざいって点はマイナスポイントですが。それにしても、前評判どおり、ヒロイン谷村美月の胸の谷間とフトモモはやばすぎるかも。これって、絶対確信犯で撮ってるよなぁ。谷村美月公式サイト(http://www.horiagency.co.jp/web_data/talentfiles/tanimura_1.html)のB76っていうのは絶対嘘だと思う(笑)。あと、弟のインドの話って全然いらないと思うんだけど。