しゃんぶろう通信

姫川みかげ です。ミステリやSFの感想など。

藤岡真「ギブソン」とか「分冊文庫版 姑獲鳥の夏」とか

東京創元社ミステリ・フロンティア最新刊、藤岡真ギブソン」。この帯に『「六色金神殺人事件」の鬼才が放つ〜』って書かれてあるんですが、うーん、普通だったら、知名度の点からも、自社本(創元推理文庫)という点からも『「ゲッベルスの贈り物」の鬼才が放つ〜』って書きません?>東京創元社さま
だって、「六色金神殺人事件」って徳間文庫ですよ? しかもamazonで「在庫切れ」だし。うーん、謎だ…。


■分冊文庫版が出て賛否両論な京極夏彦姑獲鳥の夏」。そもそも講談社文庫の京極夏彦は背表紙がグレーなのに、今回出た「分冊文庫版 姑獲鳥の夏(上)(下)」の背表紙は何と黒!
うーん、本棚に並べた時に激しく揃わないぞ (^^;
ちなみに、この分冊文庫版、番号がそれまでの京極夏彦の文庫と連番じゃなくて、なぜか101番と102番。うーん、色といい、番号といい、あくまでそれまでの奴とは一線を画そうという魂胆見え見え。6月には「魍魎の匣」の分冊文庫版が出るらしいけど、私はその後の作品も全部「分冊文庫版」で出続けるとは思えないんですけど…。


■で、この「分冊文庫版 姑獲鳥の夏(上)(下)」発売と映画公開を記念して、「京極堂」ミニチュア看板が当たるキャンペーンが行われてます。「→詳しくはこちら」
それにしても、本の帯の応募券だけじゃなくて、映画の前売り券の応募券も揃わないとダメって、けっこうあこぎな気が…。
まあ私は、映画の前売り券を買ったら先着で10000名にもらえる「姑獲鳥の夏」の豆ノベルスの方が興味ありますが。「→詳しくはこちら」
たぶん、これ欲しさに前売り券買うだろうなぁ…。