しゃんぶろう通信

姫川みかげ です。ミステリやSFの感想など。

「49日後…」(5/21 at シアタードラマシティ)

http://www.parco-play.com/web/play/49/

血まみれになって自殺した老婆の家にやってきた葬儀屋の女と、死者の家の清掃を専門とする掃除屋の男たち。でも、この老婆の死には不振な点がいくつかあって…ってストーリー。ブラックでちょっと怖い物語だけど、基本はドタバタ。脚本は少し弱いけど(「デス電所」の芝居は観たことなし。いつもこんな感じ?)、個性派の役者が揃っているので楽しめました。

でもって、やっぱり古田新太は面白いなぁ。もう何をしてても何を喋ってても面白い。なんか勝手にぼそぼそ喋ってる時なんか最高。松重豊はTVの「ちりとてちん」でしか見たことなかったけど、TV同様、飄々としていい味だしてました。八嶋智人はいつもと同じで、くどくてうるさい(ちょっとうんざりか)。池田成志の影が薄いのもいつもどおり(笑)

で、一番驚いたのは小田茜国民的美少女コンテストの頃のかわいいキャラのイメージしかなかったから、口の悪いきっつい女の役との落差に思わずひっくり返りそうでしたわ(^^;

ま、謎の真相がありきたりなのと、その真相が持つ悲しみがそれほど伝わってこなかったのが(心を揺さぶられなかったのが)マイナスポイントかな。