しゃんぶろう通信

姫川みかげ です。ミステリやSFの感想など。

ハヤカワ文庫今月の新刊2冊に「登場人物」紹介がない

あなたに不利な証拠として (ハヤカワ・ミステリ文庫) [ ローリー・リン・ドラモンド ]  [rakuten:book:12834011:image]

もちろん、HMとFTの話。SFとかは元からないってわかってますってば。

ハヤカワミステリ文庫もハヤカワ文庫FTも、基本は表紙をめくったカバー裏のところに「登場人物」と題して名前と人物説明があるんだけど、今月の新刊2冊は前代未聞(たぶん)の掟破り。

まずは、ローリー・リン・ドラモンド「あなたに不利な証拠として」。
なんと「登場人物」ではなく「収録作品」が載っている。
私の記憶が確かならば、表紙めくった右側(カバー裏)の部分に収録作品名(目次)が載ったことって過去に一度もないと思うんですが、どうでしょう?

ご存知の方はすぐにぴんとくると思いますが、確かにこの「あなたに〜」については、収録作品名で人物紹介をある程度兼ねることができるんですよね。でも、なんであえてこんな形にしたのかは謎。

もう1作はジョー・ウォルトン「ドラゴンがいっぱい!」。
こっちは「登場人物」紹介がなんでないかは一目瞭然。だって「人」が出てこないんだもん(笑)
というわけで「登場人物」紹介の欄は「登場竜物」ってなってます(あれ?「登場龍物」だったかな?)。しかも、かわいいイラスト入りで!(この欄にイラスト入りっていうのも前代未聞では?)

まあ、2作とも書店で確認してみて下さいませ(いや、確認したからって何もいいことありませんが…)