今さら「ＳＦセミナー2007」参加レポートとか（笑）
いや〜、もう２週間経っちゃいましたか。mixiにはレポート書きましたが、表のこちらにもアップしておきましょう（ちょっとだけ増補改訂版ね）。
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ＳＦセミナー、合宿まで参加するのは今年初めて。同じく初参加のかつきさんと話してたら、かつきさんも私と同じで子どもの誕生日が５月のＧＷでいつも参加できず、今年は４月開催なので参加できたとか。来年も4/29〜30だったらうれしいなぁ…（つぶやき）
「ＳＦセミナー2007」、詳しいプログラム内容はこちらをご参照くださいませ（ → 「ＳＦセミナー2007 本会企画」 「ＳＦセミナー2007 合宿企画」 ）
- 会場到着まで
「ＳＦセミナー2007」本会は、モー娘。握手会のために朝から有明に行ってたため、遅れて4コマ目の「こうして＜異形＞は１０年を迎えた」から参加。会場の全電通労働会館ホールに着いたら、いやもうたくさんの方から「お疲れさま〜」と苦笑されながらねぎらってもらう（笑）去年の京フェスもモー娘。のコンサートに行ってて遅刻したし、なんか私っていつもモー娘。のイベントかライブに行ってるみたいに思われそうだ。あ、そのとおりですか、そうですか。
- 本会４コマ目「こうして＜異形＞は10年を迎えた」
で、その４コマ目「こうして＜異形＞は10年を迎えた」、平山夢明さんがこんなにひょうきんで喋りが達者な方だとは思わなかった（笑）推理作家協会賞の授賞式に、自分が受賞したとは思わず「行かない」と言って担当を絶句させた話とか、「ミサイルマン」をＩＮ☆ＰＯＣＫＥＴの編集長がすごくいやがって、結局、編集後記のあとに「おれは知らないよ」とばかりに掲載されたという話には爆笑。井上雅彦さんの異形への熱い思いも生で感じることができ、ほぼ期待どおりの内容でした。
- 本会終了〜晩御飯
本会終了後は雪樹さんと涙の別れ（？）をしたあと、12名でぞろぞろとざぼんさんお薦めのベトナム料理の店に行き歓談。同じテーブルのokkoさんとアーティストおっかけ遠征話をはじめヲタクな話題で盛り上がりまくり、まわりの人間に引かれてしまう（笑）ここで初披露した「モー娘。資金源」の話は、このあとも何人かに話したけどみんなに驚かれましたね〜。去年の京フェスで話した衝撃の「Ｔシャツ衣替えガクブル事件」ほどじゃないですが(^^; ジョニイさん、初対面じゃないのに「はじめまして」なんて挨拶してすみませんでした…。
- 合宿１コマ目「ハヤカワＪコレクションの部屋」〜「世界文学を語る部屋」
コンビニで買出し後、合宿会場のふたき旅館に到着。合宿１コマ目は「ハヤカワＪコレクションの部屋」と「世界文学を語る部屋」のはしご。牧眞司さんの話はいつ聞いてもほんとに面白いなぁ。とりあえず「百年の孤独」を読まないことには始まらないと実感しましたことですよ。安田ママさんもおっしゃってましたが、牧さんのこんなに面白いトークをＳＦ界だけで独占しとくのはほんともったいない。牧さんが「週間ブックレビュー」でガンガンしゃべったら、世界文学の売り上げも絶対アップするのに。
- 合宿２コマ目「平山夢明さんと夜のひとときを過ごす部屋」
２コマ目は期待の「平山夢明さんと夜のひとときを過ごす部屋」（なんちゅうタイトルや…（笑））。いや〜、ある意味、期待をはるかにぶっちぎる面白さ。ほら、関西だと深夜とかに鶴瓶とかたかじんとか、むちゃくちゃトークが面白い人がいっぱいいるじゃないですか。平山さんのトークの面白さは間違いなくこれらの芸人さん以上（笑）もう、ここにはとても書き切れない爆笑トークであっという間の１時間半でしたわ。なかでも「犬のお尻に冷蔵庫の梱包材を突っ込んだ話」「今明かされるデルモンテ平山ネーミングの真相」「サムライトゥルーパーのジャージャー評でソニーに呼び出しガクブル話」「角川春樹のＵＦＯ呼び出しと長渕剛のピラミッドパワー事件」の４つの話が最強か(^^; 全部詳しく書きたいけど支障がありそうなので「デルモンテ平山ネーミングの真相」だけちょっと。
週プレで連載を始める平山さん、ペンネームをつけるよう編集長に言われて、
「ペンネームに企業の名前を入れるとＣＭの話がきたりとか何かもらえたりするそうな。でもいきなり「シャネル平山」とか「ティファニー平山」ってのは厚かましすぎるし、かといって「キッコーマン平山」とかはかっこ悪いし…。よし、最初の週は「デルモンテ平山」にしよう。で、次の週は「リプトン平山」、その次の週は「エッソ平山」にしてだんだんグレードアップしていこう！」
ところが、連載２週目に「リプトン平山」で原稿書くと編集長が「ちょっと！ 名前変えちゃダメだよ！」「え〜！？ じゃあ、俺ずっと「デルモンテ平山」なの？（泣）」
…というわけで、今に到るもずっとデルモンテ平山のままだとか（笑） だから、ちまたでもっともらしく言われてる「ホラー書いてるから、デルモンテのトマトジュースの赤＝血のイメージ」っていうのは完璧こじつけだそうな(^^;
あ〜、こうして文章で書いても、あのトークの面白さの千分の一も伝わらないなぁ、ううもどかしい…。
あと、大の「ＳＩＮＫＥＲ」ファンの私としては、続編の「サルベージ」が６月から徳間書店の「問題小説」で連載開始され、来年の単行本化の際には「ＳＩＮＫＥＲ」も書き直して再版されるって情報がむちゃくちゃうれしい。時間が15分も超過したため、平山さんにサインをもらえなかったのが唯一の心残り。
- 合宿３コマ目「おーい、星新一」
３コマ目は「ヒューゴー賞候補作紹介」に出るつもりだったけど、大森望さんに「ＳＦ本の雑誌マガジン」を譲ってもらう約束をしてたので（大森さんありがとうございました）、最相葉月「星新一」刊行を記念しての「おーい、星新一」に腰を落ち着け、そのまま最後まで。牧さんをはじめ、実際に星さんに接してきた方がみな一様に「この本を読んでショックを受けた」と語っていたのが印象的。これは読まねば。あと、名古屋では小学生の時からみんな星新一を読んでるっていう林哲矢さんの話はやっぱり変だと思う（笑）
- インターミッション（３コマ目〜４コマ目）
３コマ目と４コマ目のあいだでは、大広間のディーラーズで草琉さんやえんどさんと少しだけ演劇話。草琉さんの「芝居のチケットをいつも厚さ○ｃｍの束にして持ち歩いてる」という話に愕然。冗談で「２日に１回は行ってるんとちゃいますか〜」と言ったら「いやそれ以上かも」って返ってきたもんなぁ（笑）いや、おみそれしました。
- 合宿４コマ目「ほんとひみつ」
４コマ目は「ほんとひみつ」に少し顔を出しました。古本ハンターを自認するあらま草さんが、牧眞司さんの前にあえなく玉砕してたのが印象的（笑）しばらくして、安田ママさんと大広間に退散し、ここで部屋も布団もなくて泣いてた私とかつきさんに安田ママさんが愛の手を差しのべてくれる。安田ママさん、ありがとうございました！ ほんとに大感謝です。ちょっとドキドキでしたが（笑）助かりました(^^)
- 合宿企画終了後（大広間）
企画終了後の大広間では、かとうたかしさん、深山めいさん、井上知さん、秋田紀亜さん、内山さんらとハヤカワｅｐｉ＜ブックプラネット＞とかＦＴ文庫の話とか。かとうさんが私の感想を読んで「観光」を読んで下さったのがすごくうれしかったですね〜。山岸真さんにもようやくご挨拶でき一安心。井出さんが横から内山さんに「みかげさんの日記は所帯持ちのモー娘。ネタで絶対面白いからマイミクにしてもらうべき！」と煽る煽る（笑）いや、そんなに一生懸命「営業」していただいても(^^; あと、めいさん推薦によるShaun Tan の「The Arrival」っていう絵本（？）の美しさに車座の全員が心奪われたりとか（結局、帰宅後、向井淳さんと私は買っちゃいました）。。
とまあ、あれこれしゃべってるうちに４時近く。次の日も夜中までハードスケジュールなので、早々に（この時間で早々というのもなんかすごいな…）寝部屋に退散。寝付きのいい私ですが、さすがに緊張してしばらく眠れず（あはは…(^^; ）
- クロージング〜朝食（ドトール）
翌朝は異様に短いクロージングのあと（私はスケジュール表に８時半クロージングって書いてあったのでのんびりしてたら、ほとんど終わりかけていた…）、みんなでぞろぞろとドトールへ。本会＆合宿でほとんど話せなかったさすらい人さんと同席できてほっとする。紀亜さんも同席してたので、ミステリとＳＦのジャンル小説としての相違点とか、本格とハードボイルドの違いとか、そんな話をいろいろ。ほんとはもっとガーッと自説を主張したかったけど、論客のさすらい人さんがいるのでなんか指導教官の前の新任教師のような気分で、ちょっと臆してしまったかも(^^; 途中から水鏡子さんも来られ、職場におけるヲタクカミングアウトの話に。水鏡子さんはzomさんと同い年でよくご存知とのこと。しかし、ＳＦ界の雲上人って感じの水鏡子さんとzomさんの話をしてるっていうのが、なんかものすごい不思議な気分でした（笑）
- 解散
解散後、ドトールからＪＲの駅まで、okkoさんにＳＦ大会ガクブル話を散々吹き込まれてしまい、頭を抱える…(^^; 私はこのあとokkoさん、あらま草さんと別れ、神保町、秋葉原に寄ったあと、名古屋に行ってモー娘。コンサートに参戦（ちなみに、さすがにライブ中にしんどくなってきて、バラードでは座ってました…）。で、大阪の我が家に帰宅したのは０時前という…。いやぁ、我ながら元気だ（笑）
…とまあ、そんなこんなでＳＦセミナーは終わり。たくさんの方にお世話になりましたが、なかでも青木みやさんには、本会会場に着いた時から合宿が終わって帰る時までずーっと何かと気を配っていただきました。感謝してます。
ほんと、あっというまの楽しい２日間でした。いろいろとお相手して下さったみなさん、ありがとうございました。また、来年お会いしましょう(^^)
