晶文社は一般書から撤退してしまうのか…。
1/11の青月にじむさんの日記で、晶文社が一般書から撤退するとの噂を知り、あまりのことに茫然自失…。まだ公式発表はされてないみたいだけど、にじむさんも書いておられるように、岡崎武志さんが表サイトの日記に書かれてるということは(→ okatakeの日記(1/8) )根も葉もない話であるわけもなく(岡崎さんは「かなり信憑性のある噂」という表現をされています)、さてどうしたものかと思案しつつも考えがまとまらない状態です。犀のマークが、犀のマークがなくなってしまうなんて…。
あぁ、それにしても晶文社ミステリが、埋もれた作品を発掘するという意味において翻訳小説の世界で果たしてきた功績はあまりに大きく、最近刊行された作品だけを見ても、シオドア・スタージョン、アントニー・バークリー、デイヴィッド イーリイ、 ジェラルド・カーシュ、ヘレン・マクロイなど錚々たる顔ぶれであり、ジャック リッチー の「クライム・マシン」が「このミス」1位を取った矢先だというのに残念でなりません。私は、晶文社、河出書房新社、国書刊行会の3社がこれからの翻訳小説を牽引していくと思っていましたので、その一翼が欠けてしまうというのはあまりにショックです。
うーん、Xデーがいつなのかはわかりませんが、とりあえず、後悔しないためにも、買えるものは買っておいた方がいいかも。あぁ、「やっぱり単なるデマでした、ちゃんちゃん」とならないものでしょうか…。