しゃんぶろう通信

姫川みかげ です。ミステリやSFの感想など。

「茶の味」グッとくるBOX、げっとぉ〜!!

先週の金曜日買い忘れて週末見れなくて、ただでさえ悶々としてるっていうのに、追い打ちかけるようにヒラマドさんmixiとかで絶賛報告とかしてはるから、「ああ、それは蛇の生殺しでは〜(泣)」ってな状態で、本日、会社帰りに速攻で買ってきました!! もちろん、2枚組の「グッドテイスト・エディション」なんて中途半端なやつじゃなくて、しっかりくっきり3枚組&画集4冊付きの「グッとくるBOX」の方。

茶の味 グっとくるBOX [DVD]

茶の味 グっとくるBOX [DVD]

いやー、まだDVD本体は見てませんが、少なくとも「茶の味」が好きなら、絶対に「グッとくるBOX」の方を買うべきですよ。だって、アキラオジイの例のスケッチブック4冊が付いてるんですよ! でもって、ほんとにパラパラできるんですよ!! もう、これだけでも数千円余分に出して高い方を買う価値ありますよ!!! ぜいぜい…。

そうだ、ついでだから、去年映画観た時の感想を再録しようっと。この時は、確か気に入ったんだけどギャグの相性が悪いとか言って85点とちょっとだけ辛目の点数だったのだ。

(2004.8.11の日記より)
最近は映画に行き倒してますが、ヒラマドさん激賞の「茶の味」にも行ってきました! いやー、確かにこれはいいですわ! ヒラマドさんのように、今までの人生で最高の映画とは決して言えませんが、今年の映画の中では間違いなくトップクラスでしょう。私がこの映画を評価するのは、小説にしろマンガにしろ、他の媒体では表現できないものを、つまり「まさに映画でしか表現できないもの」を撮ってしまってるから。「映画もいいけど、原作の小説もいいよね」っていう作品は多いけど、この「茶の味」は映像でしかありえない作品だと思う。それぞれの登場人物に固有の物語が展開されながら、それがいつしか淡淡(あわあわ)とした家族の結びつきにつながっていく。この押しつけがましくないところがいい。
 気に入ったシーンやエピソードはいっぱいあって書ききれないけど、今回私が思ったのは、浅野忠信はやっぱりすごいということ。冒頭、呪いの森の話をハジメに語るシーンと、かつて好きだったアキラとぎこちなく再会するシーン、この2つのシーンのセリフ回しの信じられないくらいの自然さはアカデミー賞級では?と思います。いやー、簡単そうでなかなかこれはできませんよ。あと、私もご多分に漏れず、「山よ」のサビがいまだに頭から離れません…(泣) 
 とまあ、ここまで褒めてるけど、点数付けるとしたら、85点かな? 自分としては「下妻物語」の方が上ですね。なぜかというと、私にとって「茶の味」のギャグの大半がヒットしなかった(すべってた)のに対し、「下妻物語」のギャグがすべてツボだったため。でも、すぐにもう一度見たいなぁって思うのは「茶の味」の方なんですよね。早くDVD出ないかなぁ。待ちきれなくて、「山よ」のDVDを買ってしまうかも(笑)

…というわけで、少なくとも映画を一度は観て、そこそこ気に入ってる人は迷わず買いましょう。限定版だから、なくなってから後悔しても遅いよ〜。