第136回芥川賞・直木賞を受賞するのはこの作家だ!!
あ〜、もうそんな季節ですか、芥川賞&直木賞。やっぱり半年に1回って多すぎると思うなぁ。今さらながら、こんなに乱発したら権威もへったくれもないと思うのですが(…っていうか、権威なんてとっくの昔からないか。ところでふと思ったんだけど、この「へったくれ」って語源は何?(笑))
http://www.asahi.com/culture/update/0104/001.html
そっかー、津本陽が前回をもって退任かぁ。私としては(中略)に退任してほしいんだけどなぁ(笑)
さてさて、まずは直木賞予想。
<直木賞>
池井戸潤「空飛ぶタイヤ」(実業之日本社)
荻原 浩「四度目の氷河期」(新潮社)
北村 薫「ひとがた流し」(朝日新聞社)
佐藤多佳子「一瞬の風になれ」1〜3(講談社)
白石一文「どれくらいの愛情」(文芸春秋)
三崎亜記「失われた町」(集英社)
えっと、このラインナップだと、まっさきに消えるのが佐藤多佳子。だって、私の記憶が確かならば、今まで上下巻ものでさえほとんど受賞してないっていうのに、3巻ものなんて長いのが受賞するわけないじゃないですか(笑) とにかく直木賞は、最後まで読み通せない選考委員がいるので長すぎるのはアウトっていうのは定説ですから…(^^;
池井戸潤は実業之日本社だからまず絶対無理だし(おおっ、言い切るか!)、朝日新聞社の北村薫も厳しい予感。
まあ、文春の白石一文はガチンコの本命でまず間違いないとして(初候補という点がちょっと引っかかりますけど…)、あともう1作、荻原浩と三崎亜紀のどちらが来るかですが、これはもう年功というか知名度でもって荻原浩でしょう。三崎亜紀は折りしも「となり町戦争」が来月映画公開されようとしているから、そんなドンピシャのタイミングでうまい具合に受賞なんてことありえないし(直木賞サイドがそんなおいしいことを集英社に対してするわけがない)、SFっぽい設定があまり好まれないって点からも、三崎亜紀は絶対ないと思います。
というわけで、なんだか何の面白みもない結果ですが、私の予想は、
ですね。個人的には、佐藤多佳子と三崎亜紀のW受賞がうれしいんですけど。
お次は芥川賞。
<芥川賞>
青山七恵「ひとり日和」(文芸秋号)
佐川光晴「家族の肖像」(文学界12月号)
柴崎友香「その街の今は」(新潮7月号)
田中慎弥「図書準備室」(新潮7月号)
星野智幸「植物診断室」(文学界9月号)
これはもう簡単。柴崎友香で間違いないでしょう(…って、ここまで言い切っていいのか?)。星野智幸もちょっと気になるんですが、今回は単勝1点買いってことで。
選考委員会は16日午後5時から。ああ、思いっきり外して、東野圭吾の時のようにまた修行の旅に出ることになるのでしょうか?(^^;